G1-00c[Aina]の使い方

本記事はG1-00c[Aina]【R18ver3.1】時点での説明です。

目次を開くと、各説明に移動できます⇩

■はじめに

こちらの説明では「Unityって何?」「3Dモデルの使い方わからない」といった初心者さんを対象にしています。
初心者でも「自由にアイナを動かしたり、カスタマイズや着せ替えを楽しめる」所までご案内いたします。

説明を読んでもわからなくて進めなくなってしまった時

出来るだけ丁寧に解説していきますが、中には説明不足な所もあるかもしれません。

もしご不明な点があって先に進めなくなってしまった場合は、ゆにみらい公式Discord(トップページに🔗リンクあります)へご質問ください。

サポート外の内容

以下の内容についてはサポート外となります。予めご了承ください。
・VRChat等のオンラインサービスに関する内容
・説明していない使い方
・Unity上のエラーとその対処方法

 

■アイナの使い方(全体)

「アイナちゃんの導入~Unity内で動かす」までざっくり動画で紹介します。
動画内では説明を省略していますので、視聴後に各種説明もご覧ください。

前編

 

  • Prefab投入
  • 衣装着用
  • FBX変換
  • カラバリ変更(瞳・髪・眉毛・まつ毛)
中編

 

  • 肌の質感、日焼け
  • 顔の変形、表情、エフェクト
  • 髪の変更
  • ライト
  • 表示 ON/OFF
  • 身体調整
後編

 

  • モーション
  • Game画面のサイズ
  • カメラの調整
  • カラーリセット(マテリアル)
  • バストサイズ変更
  • ブラの貫通防止機能

 

補足:
動画では事前準備(下記①~②)を完了した状態から開始しています。
①プロジェクト作成
②各種インポート

  • DynamicBone
  • PhysBones(VRCSDK3)
  • AvatarTools(UnityPackage)
  • G1-00c[Aina]R18ver3.1(UnityPackage)
  • LilToonシェーダー(UnityPackage)

成人向けの機能について

成人向け機能の使い方については、G1-00c[Aina]R18ver3.1の販売ページ内で公開中の紹介動画内で機能の使用例を収録しています。そちらの動画をご覧ください。

  • 身体機能の使用例
  • 体毛の使用例
  • 体型設定済みPrefabの投入
  • mini+OTONAの投入

成人向け機能の使い方については付属のテキストデータもご参照ください

■Unity導入編(初心者さん用)

1.Unity Hub の導入


「Unity Hub」を事前にダウンロード&インストール
してください。

画像135

 

外部リンクへの移動は自己責任でお願いします。

今後、Unityを使う時は毎回「Unity Hub」を起動します。

 

2.Unity Hubへ、Unityをインストール

ここでは、必要なUnityのバージョンをインストールします。

インストールする前に:

この段階で、Unityの推奨バージョンを確認してください。
(バージョンが指定されてない、わからない場合は一旦私と同じ手順で進めましょう)

VRChatで使用する場合は下記リンクから最新の対応Unityバージョンを確認し、そちらをインストールしてください。

画像130

外部リンクへの移動は自己責任でお願いします。

https://docs.vrchat.com/docs/current-unity-version
各Unityのバージョンをインストールする手順:
画像3
画像4
画像5

最新正式リリースに該当バージョンがあればこの場で選択可能ですが、無い場合は「ダウンロードアーカイブ」を選択

 

画像6
画像7

インストールしたいUnityのバージョンを探し、「Unity Hub」ボタン
※画像のUnityバージョンは一例です。

画像8

追加モジュールが特に必要なければ「実行」

画像9

インストール完了

 

3.プロジェクト作成

画像10
画像2

インストールしたUnityのバージョンを選択

 

画像10

プロジェクト名保存場所を設定
(これから作業する全てのデータが、このフォルダに保存されます)

※保存先は必ず覚えておいてください。

 

■インポート編①(Unityで遊ぶ場合)

1.揺れものアセットのインポート

揺れものアセットは無くても動作しますが、髪やバストなどを揺らしたい場合には必要です。

本作に現在対応しているのは、下記2種類です。
①DynamicBone:有料 (Unity Asset Storeの販売品)
②PhysBones:無料 (VRCSDKに内蔵)
※PhysBonesは色々な可能性を秘めた揺れものアセットですが、こちらをUnity上で使用するとUnityが重くなったり強制終了する場合がありますのでご注意ください。

これらの揺れものアセットは、揺らす為の設定をアイナに組み込んであります。だから揺れものアセットをインポートするだけでお楽しみいただけます。
なお、未対応の揺れものアセット(MagicaCloth等)も利用可能ですが、その場合は公式の説明に従って設定が必要です。

 

DynamicBoneの導入手順:

まずDynamicBoneを購入します。

https://assetstore.unity.com/packages/tools/animation/dynamic-bone-16743
外部リンクへの移動は自己責任でお願いします。

画像11

購入後、Unityの画面内でAsset Storeを開き、Importボタン

 

画像14

[Import]を押すとインポート開始。

☑マークでインポートする対象をON/OFFできます。必要に応じてインポートしたいデータを選択しましょう。
(これは他のアセットをインポートする際も同様です)

PhysBones(VRCSDK3)の導入手順:

VRCSDK3(Avatar3.0)をインポートします。

下記リンクのDownloadから最新版をダウンロード。UnityPackageをダブルクリックでimport。

https://vrchat.com/home

 

2.購入した本体+Shader(Unitypackage)のインポート

UnityPackageをダブルクリックでimportできます。
※名称が一部異なる場合がありますが、基本的な構成は同じですので同様に進めてください。

 

3.AvatarTools(Unitypackage)のインポート


衣装着用の為に下記「AvatarTools」(無料)というツールを使用します。
こちらは事前に入手してください。
UnityPackageをダブルクリックでimportできます。

https://booth.pm/ja/items/1564788

※ダウンロードできない、使用できないなど何か問題があった場合はツールの作者様ではなく、私へご連絡ください。ツール作者様にご迷惑がかからないようにお願いします。

画像14

準備完了!

 

 

■インポート編②(VRChatで遊ぶ場合)

「■インポート編①(Unityで遊ぶ場合)」でimportしたものに加えて、以下のデータもインポートします。
Unityで遊ぶ場合はこちらは飛ばしてOK

1.VRCSDK3(Avatar3.0)のインポート

下記リンクのDownloadから最新版をダウンロード。UnityPackageをダブルクリックでimport。

https://vrchat.com/home

 

2.VRCAvatarEditor

VRChat用の設定をするのに便利なツールです。無くても問題はありません。
表情の組み合わせなどを自分でカスタマイズする場合は使うと便利だよっていうツールです。
※今回の説明では使用しません。使い方は公式の説明をご覧ください。

 

VRCAvatarEditor beta - がとーしょこらのおみせ - BOOTH
VRChatで使用するアバターの作成・編集を支援するエディタ拡張ツールです。 アバターがうつったモニターを確認しながら表情作成等をおこなえます。 現バージョン beta v0.6.4 VRChat Creator Companion(VCC...

 

■Unityの基本的な使い方(初心者さん用)

プロジェクトを立ち上げたら、まず配置を使いやすいものに設定しましょう。

①初期設定

画像17

お好みでレイアウトを選ぶか、各タブを移動して自分好みに設定。

画像18
画像19

「AssetStore」等、必要なタブは[Windows]から表示できます。

 

画像21
画像21

project内のフォルダはこちらを摘まんで見やすいサイズに調整してください。(最小がオススメ)

 

②アイナ本体の表示

下記の方法で、アイナを表示させます。
※アイナちゃんは初期状態では全裸で表示されるので閲覧ご注意ください。

Assets/G1-00c[Aina]Remake/Prefabs/ 内にある、Prefabを【Hierarchy】へD&D

画像24

Hierarchy内に配置すると、Hierarchy内とScene内に3Dモデルが表示されます。

Scene内に配置Hierarchy内に配置 どちらに投入しても同じです。
※ただしSceneへ直接放り込むと意図しない場所に配置されやすい為、特に理由が無ければHierarchyへ投入しましょう。

アイナPrefabの種類:

アイナは色々な種類のPrefabを用意しています。
どれを使ってもアイナちゃんを動かすことはできますが、用途に合わせて選んでください。

  • DynamicBone設定済み:DB
  • PysBones設定済み:PysBones
  • VRChat簡易設定済み:(VRC)
  • 体型などを調整済み:Slim,Slim-2,Slim-3,Adult,PUNI(G1-00c[Aina]R18ver3.1)

アップデートにより上記以外のPrefabになっている場合もあるかもしれませんが、名前から何となく理解して投入してください。

③Sceneと操作方法について

Sceneはキャラクター等のオブジェクトを配置したり、移動できる遊び場です。
ここに[Project/Assets]内のデータを放り込むこみ、そのデータたちを動かして遊べます。
・カメラも、ライトも、キャラクターも、それ以外のオブジェクトも全てこの中で同じように動かせます。
選択した後表示される「矢印(移動)」「円(回転)」などを切り替え、矢印や円を触って動かします。

Sceneデータについて

Unityプロジェクトを起動した時点では、この「SampleScene」が開かれています。この最初から用意されているSceneの中にアイナちゃんを投入したり、カメラを動かしたりしているんですね。

「Scene」データをダブルクリックすると、そちらのSceneに切り替えることが出来ます。

 

Sceneの保存方法は?:

Ctrl+sで現在開いているScene内の設定が上書き保存されます。

Ctrl+Shift+sで別名保存。

 

データを保存する際、Scene内の情報(オブジェクトの配置や移動など)はSceneデータ内へ保存され、素材の変更は素材データ側へ保存されます。
つまり、シーンを切り替えても素材の情報(マテリアルやテクスチャ等)は変わらないという現象が発生します。
みらい
みらい

どこからどこまでがScene側の保存に含まれるのか私も正直よくわからない部分があります。色々試してみてね。

 

現在開いているSceneはどれ?:

画面の左上に書いてあります

 

Hierarchy内の操作方法

右クリックメニュー

・左クリックでオブジェクト選択

・Ctrl、Shiftによる複数選択はWindows上の操作と同様
※オブジェクトを複数選択するとConsoleで赤色警告が発生する場合があります。

・Ctrl+D:複製
※Windowsエクスプローラ内のデータ削除コマンドと同じなのでご注意ください。右クリックメニューがオススメ。

Scene内の操作方法

~視点操作~

  • ズーム:[中ボタン]コロコロ、alt+[マウス右]ドラッグ
  • 視界移動:[中ボタン]ドラッグ
  • 視界移動(高速):Shift+[中ボタン]ドラッグ
  • 視界回転TypeA:[マウス右]ドラッグ
  • 視界回転TypeB:alt+[マウス左]ドラッグ
  • オブジェクトにフォーカス:F
~選択オブジェクト操作~
画像25
左クリックでオブジェクトを選択して動かすことができます。もちろん、アイナちゃんも動かすことができます。
ただし、3Dモデル(アイナちゃん)を選択する際はHierarchy内で選択推奨です。
(Scene内で選択すると意図せぬ部分を選択してしまう場合がある為)

 

操作切替メニュー
画像26
  • 視点操作:Q
  • 移動:W
  • 回転:E
  • 拡大縮小:R

 

④Inspectorについて

Hierarchy(Scene)内で選択しているオブジェクトに関する情報や設定は、全てInspector内に表示されます。
(衣装の説明で後述する、BlendShape機能についてもここに表示されます)
[Project]タブ内のデータを選択した場合もInspector内に情報が表示されます。

画像27

 

Scene内のオブジェクトの移動や変形は、Inspector/Transform の数字と連動しています。
この為、Inspector/Transform 内の数値を変更する事で、逆にScene内のオブジェクトを移動することも出来ます。

⑤Game画面と「Camera」について

配置されているカメラの映像はGameタブ内に表示されます。


これがゲーム画面(Cameraが映している光景)

 


これがCamera。
動かしたり、回転させたり、性能を調整する事で思い通りの光景を映し出します。

複数のCameraの映像を映したい
アイナちゃんを上から下から、色んな角度から見たい時は複数のカメラを切り替える方法があります。

 

画像29

 

Game画面下の「Display1~8」は、カメラの情報の下にある「Target Display」と連動しています。
複数カメラを配置している場合、それぞれのカメラにDisplay1~8を設定する事で、Game画面に表示されるカメラの映像を切り替える事ができます(色んな角度から見たい時にオススメ)

※ただし導入するアセットによっては、[Display1]を前提としている場合がありますので、よくわからないうちは[Display1]だけの使用をオススメします。

「あれ?映らないんだけど??」ってなったら、このDisplay番号をご確認ください。

カメラの背景を単色にしたい

その他の使い方は色々お試しください。

カメラの設定

「Light」について

ライトで私がよく使う機能はこちら。色は白に変更オススメします。

 

⑥再生について

何かScene内の物を動作させたい場合は再生ボタンを押します。

試しに再生ボタンを押してみてください。特に何も動きませんが、アイナちゃんを動かした時に揺れもの(DynamicBone)が動作しているはずです。

画像29

他にも、キャラクターにアニメーションを設定している場合など動作させたければこちらの再生ボタンを押してください。終了する場合も再生ボタンを押すだけです。

~注意~

  • 再生中に動かしたものは再生を終えると元の状態にもどります。つまり情報が保存されません。ただし内容によっては再生が終わってもそのまま情報が残る場合もあります。(Material情報など)
  • 何か設定したりimportする場合は再生を終了してから行ってください。
  • 再生する際、導入しているアセット等によってはUnityが重くなったり強制終了する場合があります。また、3Dモデルを選択した状態で再生すると重くなり易いです。

プロジェクトのバックアップ

Unityは強制終了したり、エラーが発生して正常に動作しなくなる場合があります。
「せっかく色々設定をしたのに、使えなくなっちゃった」なんてことにならないように時々バックアップを取っておくことをオススメします。

バックアップの取り方:
Unityを終了した状態「作成したProject」フォルダ全体をどこかへコピーしておきます。これでバックアップは完了。
※データが非常に大きい為保存先の容量をご確認ください。また、PCが不安定にならないようにCドライブへの保存は避けてください。(外部HDDなど)

プロジェクトの復帰方法:
①問題の発生したプロジェクトを削除
②先ほど作ったバックアップデータを、元の場所へコピーする。
これでデータが差し変わり、バックアップ時のプロジェクトで再開できます。

これは自分で考えた簡易的なバックアップ方法なので、もっと他にいい方法があるかもしれません。

■衣装の使い方

衣装専用の説明ページを用意しました。

  • 衣装の着用方法
  • 衣装のカスタマイズ機能(BlendShape機能、マテリアルセット等)

説明ページはこちら⇩

 

 

■モーション再生方法(.anim)

Unity上のモーション(.anim形式)の再生についてご説明します。
モーションの再生とは、具体的に言うと[再生▶]を押したらアイナちゃんが動き出す機能のことです。

モーション集の使い方①:~Unity上でモーション再生する方法~

3Dモデル(アイナちゃんPrefab)がSceneに配置されている状態で、
(1)「モーション集」のUnityPackageをダブルクリック(又は「Assets」にD&D)

(2)UnityのProjectタブから該当のモーション集フォルダを開く
フォルダ場所:Assets/Animations/モーション集フォルダ名

(3)AnimationControllerのどれかを、Hierarchyに配置している3Dモデル(アイナちゃんPrefab)にD&D。

(4)再生ボタン[▶]

上記の操作によって、Unity上でモーションが再生されます。終了したい時はもう一度再生ボタンを押してください。

 

モーション集の使い方② ~高さ調整方法~

 

モーション集の使い方③ ~Animatorの使い方~

 

特定の衣装を着用した状態でモーション再生をすると、アイナちゃんが衣装を脱いだりチラ見せしてくれます♥

 

 

■VRChatへのアップロード手順(VRChatで遊ぶ場合)

VRChatでの使用に関するご注意

「VRChatで使用したい」というご要望にお応えしてアップロード可能な状態にし、アップロード手順に関しても記載しました。

※注意※
アイナは『Unity上での使用』を想定した3Dモデルです。
VRChatへアップロード可能な設定をしておりますが、VRChat推奨モデルではありません。

この為、幾つか注意点があります。下記注意事項(1)~(3)についてよくご確認ください。
また各オンラインサービスへアップロードした際のトラブルにつきましてはこちらでは責任をとれません。注意事項をご理解頂いた上で、自己責任でご利用ください。

(1)オーバースペック

アイナはUnity上で遊ぶのを想定した作品ですので、VRChat用のポリゴン数制限、ボーン数制限などを考慮していません。
そのままアップロードしてしまうと、アップロード時にVRChatの基準値を大幅に超えます

この為アップロード時にデータの削減が必要になりますが、削ったとしても推奨値を満たすことはできません。
基準値を超えていてもアップロード自体は可能になっていますが、大人数の場に持ち出す等周りに迷惑がかからないようにご注意ください。

(2)VRChat対応を重視した作品ではありません

VRChatへの対応は「Avatar3.0アップロード準備」と「表情設定」だけの最低限の内容となっています。VRChatへの最適化はされていません(VRChat上の見え方や、Avatar3.0用の拡張機能などは未対応)。
わかりやすく言うと、VRChat上だとVR特有の画角に強制されるのですが、それによって顔の可愛さが損なわれてしまいます。またVRChatは非常に拡張性が高くて自分でカスタマイズすれば色んな遊び方ができますが、それをサポートするような便利機能は付けていません。

本作はあくまでもUnity上でお楽しみ頂く事を想定した作品であり、VRChatへの対応はおまけ程度となっています。
この為今後のVRChat対応についてご要望を頂いた場合は対応致しかねます。予めご了承ください。ご不満な部分がある場合はご自身でブログ等を調べたり調整してください。

(3)オンラインサービスのルール

G1-00c[Aina]R18ver3.1には成人向けモデル・一般向けモデルの両方が付属しています。
成人向け身体をご利用の場合、本作の利用規約だけでなく各オンラインサービスのルールや禁止事項に触れないようにご注意ください。

 

VRChatのアップロード手順

アップロードまでの大まかな手順については動画にまとめました。

 

説明にG1-00c[Aina]N-ver1.1を使用しております。G1-00c[Aina]R18ver3.1とは一部見た目や仕様が異なります

 

以下、幾つかの補足と注意事項を記載しました。こちらもあわせてご覧ください。

Show Control Panelの使い方:

VRChatSDK/Show Control Panel

 


入力(VRChatへのログインと同じ)

[Builder]の警告について

※こちらの説明には旧バージョンのアイナを使用しています。基本的な流れは同じですが、最新バージョンと名称や仕様など一部異なります。

こちらを開くと、現在表示状態のキャラクターを「VRChatにアップロードできる基準を満たしているかどうか」判定されます。
そして赤色の警告は基準を満たせていません

かなり警告されていますね…

画像114
画像113

ざっくり言うと、
「ポリゴン数が基準を凄くオーバーしてますよ」
「ボーンと揺れもの設定が基準を凄くオーバーしてますよ」

で、その他も推奨値を大きく超えているというような警告かと思います。
つまり、今はVRChatへアップロードの制限を大きく超えている状態です。ご注意ください。
この状態でも一番下の「Build & Publish for Windows」を押せばアップロード可能&アバターとして使用出来ますが、非推奨です。

 

基準オーバーのままアップロードする場合(非推奨):

※こちらの説明には旧バージョンのアイナを使用しています。基本的な流れは同じですが、最新バージョンと名称や仕様など一部異なります。

赤色警告『~mip map~』と表示されている場合は「Auto Fix」を選んでください。アップロード可能な状態になります。

 

画像115

「Build & Publish for Windows」を押すとアップロード画面に移動します。

 

画像115

VRCHAT SDKは閉じる

「Game」にVRChatアバターアップロード画面が表示されます。
赤色部分に記入と✅が必須です。
・Sharingは必ず ✅Privateに設定してください。
・緑色の部分は任意です。アバター用のサムネを設定できる機能です。Scene(Hierarchy)に追加された「VRCCam」という名前のCameraと連動しています。このカメラに映っている姿がサムネとして登録されます。

※Game画面に何も映らない場合「Display1」を選んでください。

画像116
画像117

Uploadを押した時点でアップロードが始まります。あとはVRChatにログインすれば追加されています。
もし追加されないようであれば、これまでの手順を何か間違えているか、あるいはVRChat側の使い方を間違えている可能性があります。ご確認ください。

アップロード手順としては以上です。でもこのままだとオーバースペック過ぎて連れて行けないので、次はデータを少しでも基準値に近づける作業を紹介します。

VRChat推奨値に近づける方法

※こちらの説明には旧バージョンのアイナを使用しています。基本的な流れは同じですが、最新バージョンと名称や仕様など一部異なります。

VRChatの推奨値に近づける方法の紹介です。

今回やる事としては、
・ボーン数を減らす
・揺れもの(DynamicBoneとコライダー)を減らす
・ポリゴン数を減らす

この3つだけです。他にもやるべき項目はありますが、テクスチャの使い過ぎやマテリアルが多い問題については必要に応じて対応してください。

①髪型の削除:

まず、使ってない(表示してない)髪型を削除します。
この時、削除する髪型の名前を覚えておきます。

画像119

次にアイナちゃんの中身の一番上にある「Armature」の▼を押して中身を開いていきます。
「G1-00c[Aina]~/Armature/Hips/Spine/Chest/Neck/Head/HairRoot」と開くとこうなります。
これは髪のボーン(動きを制御する骨)の一覧です。

画像120

この中から「先ほど削除した髪型の名前」と同じものを削除(Deleteキー)していきます。
髪型の名称に対応したボーンを置いてあるので、先ほど削除した髪型と同じ同じ名前のボーンもまた不要ということです。

画像121画像121

ボーンの量がかなり減りましたね。こんな感じで、他の髪型も減らせる所は減らして、一緒にボーンも削除していきます。
最終的に[TuwinTail_Medium…]と[TuwinTail_Short…]も消しました。

画像122

 

②衣装を減らす:

容量の大きい衣装を減らす(Delete)ことで、ポリゴン数減少を図ります。

画像123

折角着せたラッシュガードを消しました…

この時点でどれだけ近づけたか一旦確認してみます。
アップロード手順の途中で見たこの画面を表示してみると、

画像124

まだ容量オーバーしているものの、全体的に制限値に近づいてきました。
あとはdynamicboneの設定関連で削除できる所をやってみます。以下の4つの警告への対処ですね。

画像126

「Select」を押すことで、警告に関係している部分(=DynamicBoneの設定画関わっている部分)を自動で選択してくれます。

画像126

この中から揺らしたり触って動かす必要のない部分(揺れもの設定無くても良い部分)を洗い出し、DynamicBoneの設定を解除していきます。

画像127

前髪以外の髪型は全てDynamicBone設定解除します。(=前髪だけ揺れる)

画像129

お尻の揺れも解除

画像130

腕のコライダー(揺れものに触れる事が出来る機能)も解除

画像131

DynamicBoneの解除はここまでです。色々解除しましたが、これでも残ってしまいましたね。

このようにどうしてもアイナちゃんは制限を超えてしまいます。アイナちゃんがオーバースペックなのは仕様ですので容量低減の対策などは予定しておりません。
どうしてもVRChatで使用したい場合はここまでの問題点に十分注意して自己責任でご利用ください。

 

 

 

■「アイナちゃんに〇〇したい」「こんな時はどうすれば?」

 

今すぐ画面のアイナちゃんに触れたい

Unity内で簡単にアイナちゃんに触る方法を紹介します
※Unityが重くなって落ちる可能性があるのでご注意ください。

①アイナちゃんセッティングが完了した時点で以下の条件を満たす

  • PhysBones(VRCSDK3)インポート済み
  • 衣装Prefabを着用(衣装を揺らしたい場合)

②再生ボタン[▶]

③Game画面上で揺れもの部分(髪、バスト、ヒップ、揺れる衣装)をクリックorドラッグ
すると、ふわりっ プルンっ と揺れます。

 

えっちな動きをしてほしい

オススメの方法は2つ

①自分でモーションを作る
VeryAnimationというアセットを購入すると作れます。これは私がモーションを作る時に使ってるアセットでして、使い方を理解すると私と同じようにモーションを作れるようになります。ただしツールの理解が必要なのと、モーション制作の慣れや理解が必要なのと、制作時間が必要なので最初は思い通りに作れるまで結構時間かかると思います。

②えっちなモーションを入手する
アイナちゃん用モーションは、アイナのオプション要素として私のショップで沢山販売しています。販売品は体験版として一部無料で配布してるのでとりあえず試してみると良いですよ。

もっと大きな画面で、アイナちゃんを眺めたい

オススメの方法は2つ

①[Scene][Game]タブを切り離す:

[Scene][Game]タブをドラッグして、外へ持って行くと[Scene][Game]だけの画面を作れて自由なサイズに調整できます。

 

②一時的に最大化:

✅Maximize にチェックを入れると最大化します。元に戻す時も同じ手順です。

 

アイナちゃんを色んな事に使いたい(Unityの遊び方を拡張したい)

Unityの基本的な使い方に慣れてきたら、もっといろんな楽しみ方をしてみたいと思いますよね。
例えばVRデバイスでアイナちゃんを眺めたり、触ったり。NPCとして自動で動いてくれたり。フィードバックを得たり。好きな部屋に連れて行ったり、森に連れて行ったり。

こうした遊び方の拡張は、ほとんどの場合が「Unityの公式アセットストア」で販売されているアセットを購入して、導入する事で実現できます。

ただし簡単に導入できるものだけでなく、英語による説明や使い方がわかり辛い、難しいアセットもあって、初心者が自分で探して導入するのは若干ハードルが高い印象です。

この為、最初はBlog等でオススメされているアセットから試してみるのが良いと思います。導入方法とか使い方も書いてくれているblogがオススメです。

unity おすすめ アセット」で検索

好きな背景に連れて行きたい

背景アセットは簡単に導入できるのでこれだけ書いておきますね。各アセットの仕様や使い方まではサポートできないので、自己責任でご利用ください。

~注意など~

  • アセットによって対応しているUnityのバージョンが異なります
  • アセットによってはUnityが重くなる場合があります。
  • 連れて行く前に、一旦保存してプロジェクトのバックアップを取っておくことをオススメします。

~事前準備~
・事前にAsset Storeから好きな背景を購入。(無料のアセットもあるみたいです)

購入したAssetをダウンロード&インポート

~連れて行く方法~

方法はいくつかありますが、やり方によって結果が変わるのでどれが適しているか色々お試しください。

方法①:
・Scene内のアイナちゃんをコピー。
・背景アセットのSceneを開いて、その中にアイナちゃんをペースト

方法②:
・Scene内のアイナちゃんをProject/Assetsのフォルダ内へD&D。すると今の状態のアイナちゃんPrefabが作成され、フォルダ内に保存されます。
・背景アセットのSceneを開いて、その中に今の状態のアイナちゃんPrefabを投入。
※今の状態がPrefab化されて元に戻せなくなるので、一度複製してからがオススメです。

方法③:
・現在のScene内へ、背景アセットのPrefabを投入

 

背景アセットのサンプルシーンやPrefabがどこにあるかわかり辛い場合があります。
そんな時は、アセットをインポートする際の一覧表示を見るとどこに何が入っているのか探しやすいですよ。

 

 

近づくと身体やパーツ(衣装等)が消える時の対処方法

※こちらの説明には旧バージョンのアイナを使用しています。基本的な流れは同じですが、最新バージョンと名称や仕様など一部異なります。

 

カメラを移動したときなど、もし衣装や体の一部だけが消えてしまう場合は以下の操作をしてください。

①身体データのBounds値を覚える
アイナちゃんの場合は
Center X: -0.01   Y: -0.04   Z: 0
Extent    X: 0.18    Y:0.75      Z: 0.6

画像131

②全ての身体パーツ&衣装を選択
すると、このように白い箱が沢山表示されます。
この白い箱=Boundsで、これを全て同じ大きさ&位置に直す必要があります。

画像132

③(選択したまま)先ほどのBounds値を入力

画像134

④完了。白い箱が一致。
これで一部だけ突然消えるという現象がなくなります。

画像134